検索結果に驚愕!
野良猫への餌やり問題の闇
グーグル検索で「野良猫」とタイプすると候補ウインドウに「野良猫保護」や「野良猫 餌」といったキーワードが表示されます。
野良猫 餌 で検索をしてみました。
トップには「ねころびまがじん」でもご紹介した「どうぶつ基金」の「猫の餌やりは悪?」という記事が表示されます。
保護猫活動に必ず議論される「野良猫への餌やりは善か悪か?」という問題、この問題にしっかりと向き合った秀逸な記事だと思います。
他にもこのキーワードで、ねころびでご紹介した記事がいくつかヒットします。
猫を迷惑だと思い嫌がる方、猫を可哀そうと思い餌をあげる方、いろんな思いの方がいらっしゃると思いますが、そういった方々がネットのたくさんの情報に接しながら、正しい判断が出来る社会を私たちは望んでいます。
そんな中、キーワード検索結果の上位にとんでもない記事を発見しました。
個人や小規模組織の記事ではありません。
大きな出版社のペット情報サイトです。
その記事には「野良猫への餌やりは高齢者が多く無責任」「餌をやると保健所に通報されるからと言ってやめさせよう」など、目を疑う内容の文章が。
野良猫問題について取材したことのある方なら「餌をやるなでは何も解決しない」ということが理解できるはずなのでは?
これ本当に動物に関わる記事を書く記者さんの記事ですか!?
そんなお粗末な記事が、大きな情報サイトに平気で掲載され、それが検索結果の上位に表示されている。
驚きを通り越して悲しくなりました。
でも悲しんでばかりはいられません。
一人でも多くの方に正しい情報を知っていただく!
ねころびまがじんはそんな思いで発行されました。
賛成派には賛成派の正義が、反対派には反対派の正義があると思います。
でも、しっかりとした取材もせず、薄っぺらい内容の記事を書く、そしてそれを厳しいチェックもせず掲載する、そこには正義など存在しないのではと感じました。