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殺されるために生まれる命.3

新ねころば|ねころび

保護猫活動三本目の柱は「譲渡会」

猫ちゃんたちにとっての本当の幸せとはなんでしょう。最初にお話しした通り、もともと「野良猫」という種類の猫はいないのです。
長い年月をかけ、人間と暮らすよう品種改良された猫たちは、もはや外で暮らすことはできません。
飼い主を探して譲渡すること。これを私たちは「ずっとのおうち」と呼んでいますが、一匹でも多くの猫ちゃんに「ずっとのおうち」を見つけてあげることが、保護猫活動の「ゴール」だと考えています。

オセロ香箱座り

猫の一生は短いです。ずっと一緒にいてあげてください。

譲渡は私たちの「ゴール」ですが、飼い主さんと猫ちゃんの生活はそこから「スタート」します。猫の命は長くて15年前後。その間ずっと一緒にいてあげて欲しいのです。
まだ私がこの活動に就く前、自宅近くで偶然拾った子猫を、猫が欲しいという知人に譲ったことがあります。
私が「オセロ」と名付けたこの猫は、結局数カ月でまた私のもとに帰ってきました。知人がこの猫を手放すと決断した理由は、自分自身の妊娠でした。

犬の十戒|ねころび

トライアル

譲渡した猫ちゃんが飼い主の都合で再度手放されることの無いよう、猫ちゃんと飼い主さんの相性を見る期間を「トライアル」と呼びます。
トライアル期間は1週間~2週間、その間、飼い主さまだけでなくその家族の方や先住猫ちゃんともうまくやっていけるか、実際に猫ちゃんを預けて相性判断をします。
せっかくの出会いもこのトライアルで白紙となる場合も多くあります。なので少しでも多くの方に私たちの活動を知ってもらい、猫の欲しい方はペットショップで買わず、保護猫たちの中から選んでいただけるようお願いしています。

譲渡会|ねころび

譲渡会=猫をタダで貰えるわけではありません。

保護後にその猫ちゃんにかかった医療費、例えばワクチンの費用や去勢避妊の費用が譲渡と共に請求されます。皆さんに覚えておいて欲しいのは、そのお金は猫ちゃんの代金ではなく、また次の猫ちゃんの保護に使われる「命を繋ぐお金」だということです。

Posted in ねころびまがじん

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